2024年8月3日土曜日

相手の目線

 「前向きに駐車してください」


こんな表示を見かけることはありませんか?

私の近所では、とある公共施設の駐車場にあります。他にもスーパーやいろんなところにありますよね。でも、これで前向き駐車をする人ってどのくらいいるのでしょうか?

久しぶりにその公共施設に行ったら、この表示通りに駐車している車は11台止まっていた中で2台。いつ行ってもこんな感じです(ちなみに私は前向きに駐車したくないので、バックで駐車しても良いスペースに駐車しました)。これをどうとらえたらよいでしょうか。

書いてあるのに前向き駐車しないのは良くない!

そう思う人もいるでしょう。特に看板設置者はそう思うでしょう。


でも、私はちょっと違うふうに思います。

そもそも、なぜ前向きに駐車してくれないのか?

答えは至ってシンプルです。


前向きに駐車しにくい駐車場だから  です。


本当に前向きに駐車してほしいなら、看板1つで人に命令するのではなく、どういう駐車場なら前向きに駐車しやすいか?を利用者目線に立って考えることが必要だと思います。


看板なんかなくても、前向きに車を駐車する人が多い駐車場はたくさんあります。例えば、コンビニの駐車場。前向きの車、多くないですか? それは、おそらく前向きが駐車しやすいからです。私が以前勤めていた職場の駐車場もそうでした。職員の大半は前向きに駐車していました。だれも前向きに止めてほしい、なんて言っていません。


相手目線になっているか?

動いてほしいなら、どうしたら動いてもらえるのか?


そういう考えをもつ必要があると思います。